理事長・学長のご挨拶Message

教育の質を高めて
中日の伝統医学の学術交流と合作に貢献

中国伝統医学の粋を集めた中医学は、偉大な伝統を継承しながら、現代の多様化した環境・生活習慣の変化に相応して臨床研究を重ね発展しております。

近年、神秘的人体構造と錯雑化した病に対して、未病先防・代替医療・人体総合学・養生法等の思考を取り入れた、統合医療が重視されております。この統合医療の一役を担う中医学を発揚するのは我々の大きな使命・責務であります。

中医学の普及・発展には、伝統医療の本幹を知り、基礎から臨床応用まで正しく理解した専門人材の育成と、高齢化社会・健康志向社会のニーズに基づいた生涯教育が重要となります。

この教育活動を通じて人類の健康増進に尽力すると共に、日中両国の交流を密にし永遠の平和と友好を願うものです。

日本中医学院
理事長 植松 捷之

中医学の特徴は一人ひとりの
特質に合わせて対処法を行うオーダーメイド医学

数千年の歴史ある中国伝統医学(中医学)は現在、世界的に注目を浴びて世界の伝統医学の中でも最も理論体系が整い、豊富な治療手段を備え、臨床経験に基づいて実用性の高い医学です。

中医学の大きな特徴は一人ひとりの異なる体質や病気の原因、発病のプロセスを分析し、それに基づき、適切な対処法を行う、オーダーメイド医学です。日本は高齢化社会が進み、QOL、健康寿命が重視され、近年フレイルや未病という概念が注目されていますが、体質の改善、疾病の予防は中医学の得意分野です。近い将来に中医学は世界医療にもっと重要な役割を果たすと信じます。

日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)は日中伝統医学交流の窓口で、講師陣が充実し教学経験が豊富で、本物の中国伝統医学を基礎理論から臨床応用まで総合的に勉強ができ、基礎知識だけではなく技能・能力の養成をも重視します。
本中医学院は中医学を学ぶ・研究する皆様に高レベルの中医学教育と良好な学習環境を提供したいと思います。

日本中医学院
学長 韓 涛

教育の質を高めて
中日の伝統医学の学術交流と合作に貢献

日本校は北京中医薬大学の海外教育の重要な窓口です。特に日中国交回復30周年にあたる2002年に、日本校は斬新な姿勢に、新しいイメージで新しく歩み始めました。日本校との長年の交流は、非常に大切で今後も本校は協力を惜しみません。

日本の各業界からのご支持と、ご協力をいただきながら日本校教師、受講生の共々の努力によって、絶えず日本校の規模を拡大し、教育の質を高め、さらなる発展を遂げ、中日の伝統医学の学術交流と合作に積極的に進めて行き、大いに貢献していきたいと存じます。

北京中医薬大学
校長 徐 安龍