研究科Course Introduction

中医臨床研究科の特徴

現在の中医臨床研究科コースの講義内容をさらに充実させ、一つのテーマ(病名)を月に2回(5時間)に渡って授業をします。1回目では、弁証論治方法及び関連知識を教授が詳しく解説した後、典型的な症例を挙げ、簡単に診断方法と診断のポイントを説明します。2回目の授業では、受講生の皆さんが弁証論治をし、教授の解説と指導を受けます。弁証論治と診断結果の解析、治療原則の決め方、治療方法(薬と処方)の選択など、弁証論治のトレーニングを行い、受講者が実際の臨床に応用できるように指導致します。通信教育の場合は、遠方で通学が困難の方に上記の中医臨床研究科コースの講義内容を録画しDVDを送付します。

講義のテーマ 担任教授 講義の日程 時間
骨粗鬆症 韓 涛 2020年4月5日、19日 16:30~19:00
不整脈 呉 晨輝 5月17日、31日 16:30~19:00
慢性疲労症候群 韓 涛 6月7日、21日 16:30~19:00
神経痛 呉 晨輝 7月5日、19日 16:30~19:00
線維筋痛症 韓 涛 9月6日、20日 16:30~19:00
アトピー性皮膚炎 呉 晨輝 10月4日、18日 16:30~19:00
認知症 韓 涛 11月1日、15日 16:30~19:00
慢性腎不全 呉 晨輝 12月6日、2021年1月17日 16:30~19:00
逆流食道炎 韓 涛 2月7日、21日 16:30~19:00
のど痛み 呉 晨輝 3月7日、21日 16:30~19:00

中医薬膳研究科の特徴

「中医薬膳研究科」は弁証施膳トレーニングを中心に月2回(年間20回)実施。患者の食事指導に日々精を出している講師が担任します。先生が出題したケースについて受講生が弁証施膳を考案します。毎回1〜2名の受講生に弁証の考え方を詳しく述べていただくとともに、組み立てたレシピを発表していただきます。これに対して講師が解説と指導を行い、参加者からの質問にも答えます。

内容

1. 症例の分析及び 関連知識の復習
2. 診断方法と診断のポイント
3. 弁証論治と診断結果の解析
4. 治療原則の決め方
5. 治療方法の選択: 献立の決め方及びその解析、食品の選び方
ディスカッション、他の治療方法の併用(食生活指導/薬)

※9、12月に変則あります。

テーマ 担任教授 講義の日程 回数
鼻炎・花粉症 桜 林 令和2年1月25日 1回
阪 口 令和2年2月8日 2回
腰痛・首/肩こり 桜 林 令和2年2月22日 3回
阪 口 令和2年3月7日 4回
泄瀉 桜 林 令和2年3月21日 5回
阪 口 令和2年4月11日 6回
肝機能障害 桜 林 令和2年4月25日 7回
阪 口 令和2年5月9日 8回
生理痛 桜 林 令和2年5月23日 9回
阪 口 令和2年6月13日 10回
骨粗鬆症 桜 林 令和2年6月27日 11回
阪 口 令和2年7月11日 12回
美容・美肌 桜 林 令和2年7月25日 13回
阪 口 令和2年9月12日 14回
胃痛 桜 林 令和2年9月26日 15回
阪 口 令和2年10月10日 16回
不妊症 桜 林 令和2年10月24日 17回
阪 口 令和2年11月7日 18回
頭痛・高血圧 桜 林 令和2年11月21日 19回
阪 口 令和2年12月12日 20回

医学気功研究科の特徴

「医学気功研究科」では、医学気功整体専科の卒業生を対象に、経験豊富で人気を集まっている宋海君先生による、外気治療の実践及び気功の治療法など、少しずつ指導を受けることができます。また、他の治療方法の併用(整体治療及び生活指導など)、代替治療方法の検討及びその比較などのディスカッションも行います。

内容

1.功法類
(1)龍鳳掌 (2)鶴舞練気訣 (3)易筋経 (4)五行採気訣 (5)吐納外気訓練法
2. 気功外気診断学
(1)掌像診断法 (2)指象診断法 (3)身感診断法 (4)経絡診断法 (5)遠距離診断法 (6)看光診断法 (7)第三眼診断法
(8)図像診断法 (9)電話診断法 (10)姓名診断法 (11)病因診断法
3. 気功外気治療概論
(1)気功療法の特徴と範囲 (2)臨床における原則 (3)気功外気理論 (4)気功外気の注意事項
4. 外気治療法
補法、瀉法、聚法、散法、局部治療法、整体治療法、点穴法、経絡法等
5. 伝統治療法
符水法、符字法、念力法、唐代祝由十三科、千里治療法、咒術法等
6. 外気治療各論
128種類弁証気功対症法

※3月・11月・12月に変則があります。

  上級クラス
(第一土曜日)
中級クラス
(第二土曜日)
初級②クラス
(第三土曜日)
初級①クラス
(第四土曜日)
1 2020年1月4日 2020年1月11日 2020年1月18日 2020年1月25日
2 2020年2月1日 2020年2月8日 2020年2月15日 2020年2月22日
3 2020年2月29日 2020年3月7日※ 2020年3月14日※ 2020年3月21日※
4 2020年4月4日 2020年4月11日 2020年4月18日 2020年4月25日
5 2020年6月6日 2020年5月9日 2020年5月16日 2020年5月23日
6 2020年7月4日 2020年6月13日 2020年6月20日 2020年6月27日
7 2020年9月5日 2020年7月11日 2020年7月18日 2020年7月25日
8 2020年10月3日 2020年9月12日 2020年9月19日 2020年10月24日
9 2020年10月31日 2020年10月10日 2020年10月17日 2020年11月21日※
10 2020年12月5日 2020年11月7日※ 2020年11月14日※ 2020年12月19日※

中医推拿研究科の特徴

日本中医学院は、2013年4月から医学博士李 玉棟先生より『心と体、中医推拿療法』、『運動器系疾患の中医推拿療法』『中医学の理論と実践』などの講座を開設しております。中医学と現代医学の知識を踏まえ、統合医学的に本質を追及し、オープンディスカッション形式での授業は好評されております。他のコースに通われている方々にも推拿の実技を履修できるように、引き続き2020年4月からは『現代医療との統合と心身医療(理論編)』及び『推拿実技の基礎と応用(実技編)』を開講致します。理論中心と推拿実践の授業を分け、理解を深めるという内容を下記のようにご案内致します。

背景

100年ぐらい前から、「中医はいつも病気を治癒できるけど、その治癒できる理由を上手く人に説明できない」ということがあります。そのわけで、中医排除論も上がり中医の低迷期もありました。又は、理屈はたくさん覚えていますが実践には上手く応用できないことも沢山あります。
現在、中医学を含めて、伝統医学のブームが益々あがるにも関わらず、残念ながら「その治癒できる理由が上手く人に説明できない」という現実が大きくかわりがあるとは思い難いところです。現代医学の分子生物学・遺伝子医学などが発展する結果、中医学の先進性を証明する材料が沢山見られます。

目的

東洋と西洋の知識を生かして人間本位から生命の角度から統合医学的に健康と病気の本質を説明する。医学の治癒事実を最も多い人が理解納得するように中医学の理解を深め、中医学的な基礎理論(陰陽説など)の理性的な説明を試みます。
正答のない生命の意義を探究する中、生命の快楽を十分に享受する陽の力と生命苦痛を黙々耐える陰の力を理解し、崇高な敬意を払います。己を知るために学ぶ、他人と混じり合う中に応用する、世界を理解することで確認します。『明得・説得・信得・行得』によってその場しのぎ的な癒しより、魂の安寧(安心定志)の極致を修行します。

講座内容

1)最新の現代医学の解剖・生理学教科書を基に、絵と図表を使い、人間の基本的な構造と機能及び命を営むメカニズムを分かり易く説明する。
2)実例を通して、中医学と現代医学の治療思想の異同を分析するにより、中医学の癒病理由は病因・病位・病理以外、人の自我治癒能力の重視する思想を理解し、即ち、中医学は疾病医学より健康医学、物質科学より生命科学、知識論より実践論である。
3)「養生・治病は本を必ず求む」と謂われ、その本は何ですか、《素問》曰:“善言天者、必応于人。善言古者、必験于今。”気功推拿などの実践しながら身体の納得も重視する。
アカデミー的に(理論)と実践的に(体感)両方面を確認しながら『医道』を極めていきたいと思います。『道』とは、考える頭と行う体と統合すること、即ち『知行合一』です。医療の理論(例え病理学)は科学ですが、医療の実践(例えば治療学)は科学だけでなく、心理学もあり、信仰心もあり、言わば『虚往実帰』もありますが実践が必要です。有志の方々と一緒 open discussionのかたちで行う予定です。興味がある方々は奮ってご参加下さい。

第1、3(5)日曜日16:30~19:00

回数 内容①:現代医療との統合と 心身医療(理論)
第1(5月は第3)日曜日
回数 内容②:推拿実技の基礎と応用(実技)
第3(5月は第5)日曜日
1 2020年4月5日 2 2020年4月19日
3 5月17日 4 5月31日
5 6月7日 6 6月21日
7 7月5日 7月19日
9 9月6日 10 9月20日
11 10月4日 12 10月18日
13 11月1日 14 11月15日
15 12月6日 16 2021年1月17日
17 2021年2月7日 18 2月21日
19 3月7日 20 3月21日

中医学古典研究科の特徴

日本中医学院・2020年4月よりの中医学古典講座を下記のとおり案内致します。
集中講座では聞くことのできない内容を解りやすく解説を受けられますので、中医学の古典のすばらしさを味わって頂けます。
一定の中医学と古文の基礎があり、中医学及び中国伝統文化に興味があれば、是非、この講座をご聴講下さい。

内容

『金匱要略』の方剤・用薬のテクニック

紀元前3世紀の初め頃(中国の東漢時代)、有名な医学専門家の張仲景氏は『傷寒雑病論』を著したが、のちの宋時代に『傷寒論』と『金匱要略』に分けられ、今でも独立な存在となっています。『傷寒論』は外感病、『金匱要略』は内傷雑病を論じる典籍で、中医学の四大経典著作に二つを占めていて、とても重要視される典籍です。なお、『金匱要略』は内傷雑病を論じる中国の最も古い医学書でもあり、臓腑弁証を打ち立てている典籍です。
『金匱要略』は25篇から成り、論述している病証は内科疾患を主体にして婦人科、外科、飲食禁忌などを兼ねて、全部で40種類疾患を含み、記載している方剤が205首、用薬が155種類あり、『方書の祖先』と言われています。婦人科によく使われている「当帰芍薬散」、「桂枝茯苓丸」など有名な処方も『金匱要略』からの出典です。

学習目的:
①『金匱要略』の弁証方法を深く理解すること。
『金匱要略』は始めて臓腑弁証を打ち立てている典籍です。現代社会の病証は臓腑機能失調によるものが多いため、『金匱要略』の弁証方法を深く理解すれば、臨床弁証のレベルが高まることができます。
②『金匱要略』に記載している方剤・用薬を深く理解すること。
『金匱要略』の方剤・用薬のテクニックが優れています。中の方剤が「一方治多病」、「一病用多方」(一つの方剤は何種類の病を治療でき、一つの病に多首の方剤を選べる)と言われています。これは、「用薬では簡潔で洗練され、薬物の加減によって方剤の効能・主治証が変わる」ということの体現です。
『金匱要略』の方剤と用薬のテクニックを深く理解すれば、臨床の治療効果が高まることができます。

学習内容: 
本講座は10回に分けて、原文・要約・註解・方剤・薬物・現代研究・症例などを詳しく説明致します。

講義時間:第4日曜日16:30~19:00(8、12月を除き)

期日 内容
2020年4月26日 痙湿暍病脈証治(防已黄蓍湯)
2020年5月24日 血痺虚労病脈証治(黄耆桂枝五物湯)
2020年6月28日 血痺虚労病脈証治(桂枝加竜骨牡蠣湯・小建中湯・黄蓍建中湯)
2020年7月26日 腹満寒疝宿食病脈証治(大建中湯・当帰生姜羊肉湯)
2020年9月27日 五臓風寒積聚病脈証治(甘草乾姜苓朮湯)
2020年10月25日 水気病脈証治(越婢湯・越婢加朮湯)
2020年11月22日 黄疸病脈証治(茵蔯五苓散)
2021年1月24日 婦人妊娠病脈証治(桂枝茯苓丸)
2021年2月28日 婦人妊娠病脈証治(芎帰膠艾湯)
2021年3月28日 婦人雑病脈証治(当帰芍薬散)